「物理学は越境する ~ゲノムへの道~」:進路を考える高校生にもお勧めしたい本
「物理学は越境する ~ゲノムへの道~」和田 昭允 著、岩波書店
掲題の書は、著者の経験を元に、科学者としての姿勢や現代・未来に求められる科学者像などを垣間見ることができる。進路を迷ったり理科系に進路を考えている高校生にも一読をお勧めしたい本である。また私はこの本を読んで、大学でもっと勉強しておけばよかったと改めて感じた。
現代はいろんなことが分かったように見えるが実際にはそうではなく、未開の地がたくさんあるのだと著者も述べており実際その通りだろうが、私が思うのは、現代は未開の地にたどり着くまでに必要な勉強・調査の量が多くなっている。(但し、Googleを含めそのためのツールは充実し続けている。ただし、その検索結果から自分が真に必要とする情報を見極める目はますます重要となる。)また、ゲノム科学に代表されるが、実験するにも専用の設備が必要となり、設備があれば最先端の実験ができるという利点の一方で、設備のノウハウや限界などが特定の会社に偏って、それに頼りすぎるとものごとの本質が見えづらくなるということも有るのではないか。難しい時代と思う。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)






最近のコメント